今回はキャンプのお話⑤です。最後です。
今回のスタイルは基本「ふたりソロキャンプ」スタイルです。※なんのこっちゃ分からない人は、ぜひ漫画の「ふたりソロキャンプ」を読んでみてね。面白いよ。
とりあえず火がついたので、次はお料理しましょう。
レッツクッキング。
と言っても今日のお料理は適当です。初めてやることを詰め込みすぎたので、お昼ごはんは適当です。
とりあえずファイヤグリルで肉を焼きたい。そりゃぁもうジュージュー言わしながら焼いてやりたい。
そしてメスティンでお米を炊きたい。飯盒炊飯だ！！
メスティンと言うのは、野外調理で使う調理器具で、米も炊けるし、焼くことも蒸すことも煮ることも可能な、スグレモノです。
フタと取っ手が付いたアルミの弁当箱みたいなやつです。
アニメの【スーパーカブ】で主人公の小熊さんが、家のコンロで米を炊いてそのまま弁当にしてるアレですアレ。
ちなみに【トランギア】というスウェーデンのメーカーのメスティンが有名ですが、ワタクシが買ったのは、トランギアじゃなくて↓のやつです。
安くて網と袋と、折りたたみストーブ（固形燃料を置く小さな調理台みたいなやつ）も付いてるよ。
しかも内側に目盛りが入ってるので、お米も炊きやすくてとっても便利。
チクワさんいわく、
「メスティンはどれもほとんど一緒。」
ただバリがあって最初使いづらいやつとか、目盛りが無いやつは、やっぱり面倒くさいらしい。
ラージメスティンってやつは大きさが大きいメスティンだから、それだけは気を付けてね。一人で米炊くにはデカすぎるぞ。
まぁチクワさんは、
「大丈夫。どうせそのうち大きい方も欲しくなるから」
って笑いながら言ってましたが。うん。たしかにそんな気がする。
メスティン料理だけを特集した本とかも出てるので、キャンプに行ったら1食はメスティン料理作りたいですね。まぁそれはボチボチね。
今日はとりあえず基本の飯ごうをしてみたいと思います。
飯ごうとか小学校の宿泊訓練以来な気がするぞ。多分。
とりあえずメスティンに研いだ米を1合投入して、1合の目盛りまで水を入れます。
今日は時短で行きたかったのと、荷物と洗い物を減らしたかったので、あらかじめ研いだお米を1合分ほど、ジップロック（っぽいダイソーさんの袋）に入れてきました。チクワさんのアドバイスです。
お水はコンビニで買ったミネラルウォーター・・・
が入っていたペットボトルにお家のお水（一応浄水器のやつね）を入れてきました。節約節約。
後はフタをして、下にダイソーさんで買った３つで100円の固形燃料（あの居酒屋とかで小さい鍋料理の下に置いてあるやつ）を置いて、火を付けるだけ。
１つ25ｇの固形燃料なんですが、この燃焼時間で炊けるのはせいぜい1合くらいだそうです。
後はほっとけば炊けるらしい。基本的には。まぁより美味しく炊くには色々とあるみたいですが。
今日は初めてなので、ある程度のご飯ならオッケーです。きっと美味しく感じるはず。
しばらくチクワさんのしょうもない話を聞いていると、チクワさんが
「そろそろ炊けたんじゃない？？」
と言うので見てみると、固形燃料はすっかり燃え尽きていました。
よっしゃ炊けたか？？いざオープン！！
「・・・ってなんじゃこりゃあ！！」
炊けてない。お水がたっぷり残ってるぞ。どういう事だ？？
生だよ。生じゃねぇかよ。ビールじゃねぇんだから、米は生じゃなくていいよ。
コレは無理だ。いくらメスティンで炊いたから美味く感じるとか、大自然の中で食べるご飯だから美味しく感じるとか、そんなもんでカバーできるレベルじゃねぇぞ。
コレは料理じゃなく、料理になりかけのやつです、はい。
同時に開けたチクワさんのはちゃんと炊けてました。
なんでだろう？？チクワさんに聞いてみると、
「んん～今日は風がめっちゃ強いからかね？？知らんけど。クスクス。」
とニヤけながら言いました。
いやいやいや、風が強いって言っても、お前も同じ条件やんけ。
と思ったら・・・
「オイ。お前だけなんか壁作っとるやんけ。風をよけとるやんけ。」
チクワは自分だけちゃっかり折りたたみ式の風よけを使用して、【ウォール・マリア】の様な壁を作っていました。
「コレ使っといてよかった～」
進撃の巨人みたいな腹をしたチクワの野郎が嬉しそうに笑っています。
思わずこの出来損ないの米を、くそチクワの口に突っ込んでやりそうになりましたが、もったいないのでやめときます。
とりあえずこのご飯モドキをどうにかしないと。
そうだ、アレを出そう。
EPI（イーピーアイ）のガスストーブ、REVO-3700＆OD缶です。
この間買ったばかりのコイツまで使うとは。今日は出番がないかもと思ったんだが。
コイツはガスストーブの中でも風に強いらしいです。その理由でコレに決めといてよかった。五徳の部分も大きめだから、メスティンも安定して乗っかってます。
ちなみにOD缶（ガス缶）に生えている緑色の足みたいなやつは、EPIのカートリッジスタビライザーです。
地熱からカートリッジを遠ざけ、平じゃない地面でも安定してクッカーを乗せる事ができる三脚みたいなやつです。便利だ。
こいつでしばらく追い炊きしてから、パチパチ音がしだしたので開けてみると・・・
「おお、炊けてる。ご飯だ、ご飯ですよ。」
今度は美味しそうに炊けました。早く食べたい。
ワタクシが一生懸命ご飯を炊いている間に、チクワさんはもう一つのラージメスティンを使って、何やら料理を一品作ったようです。
おお、なんだか美味そうだ。野菜と鶏肉を蒸した料理のようです。
ごろごろとした鶏肉とたっぷりの野菜とキノコ。やるじゃないかチクワさん。
早速シェラカップに盛り付けて、ビールと共にキャプテンスタッグのアルミローテーブルに並べていざ、実食。
「う、うまい。美味すぎる。」
メスティンで炊いたご飯はやっぱり美味い。チクワさんのよくわからない料理もめっちゃ美味いぞ。うん。
後はスーパーで買った焼鳥とソーセージをファイヤグリルに網を乗せて焼くだけだ。
うん、美味い。最高だ。
チクワさんがホットサンドメーカーに挟んで焼いた手羽先。コイツも美味かったです。
平日の昼間に友人と二人。山の中でビールを飲みながら飯を食う。そんなの美味いに決まってる。キャンプ最高。
この日はこの後雲行きが怪しくなってきたので、そそくさと後片付けをして、撤収しました。
やっぱりキャンプはいいですね。今日はデイキャンプですが、今度はちゃんとお泊りしようと思います。
ただし、花粉が収まれば・・・。※この時はまだ3月で花粉がめちゃくちゃ飛んでる時期です。
二人とも結構な花粉症なので、帰りの時点で目が真っ赤で鼻水ダラダラになりました。チクワさんは次の日寝込んだとか・・・。
花粉が飛んでいるのが目で見えるくらいの日に、花粉症の友人と二人。杉だらけの山の中でビールを飲みながら飯を食う。そんなのエゲツないに決まってる。花粉症最悪。
花粉症の薬はあっても、バカ二人につける薬はないというお話でした・・・。
※ちなみにメスティンを網の上に乗せてやればいいじゃん。と思った方がいるかもしれませんが、クッカーを焚き火に乗せて使うと、ススで真っ黒になるので使わない人が多いです。まぁそれが良いって言う派の人もモチロンいますが。
みんなちがってみんないい。byみすゞ
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