初心者のエギング。とカケング②

「マジか~~今行くぞ、PL~~!!」

タモ(魚をすくう大きな網)を持って、即座にチクワさんが走り出します。チクワさんがちょっとだけカッコよく見えました。珍しく。

二人で駆け寄ると、次の瞬間・・・←ここまで前回のあらすじ

「あ!!バレた(逃げられた)!!いや・・・」

「藻か・・・・。」

どうやらイカじゃなくてだったようです。エギの先端にデカい藻が引っ掛かってました。ズコーッ

※写真撮り忘れたけどこんなヤツ。ニラみたいなの。食えそう。でもマズそう。

うんうん。その気持ち、分かる分かる。PL君奇跡が起きたかと思いましたが、残念でした。後ろで振り返って見ていたお兄さん苦笑いです。

ちなみにPL君は、自分でイカを釣り上げる回数より、チクワさんが釣り上げたイカをタモですくってあげる回数の方が多いことから、チクワさん”熟練のタモ師”称号を頂いております。すくう人テクがいるよね。

早速朝に邪クワさん釣り上げた(と言い張る)ポイントに行くと、

「これオレの釣ったイカの墨跡。ほら!!ほら!!」

コレでもかと言うほどのドヤ顔引っ掛け自慢をしてきます。分かった分かった。

チクワさん自慢の墨跡ワタクシも早く言ってみたい。コレオレノヤデ~~。

確かに真新しい墨跡があり、その近辺に見えイカがまだ4,5匹泳いでいました。

PL君も、

「いるけど反応ないわ~。スレとるわ~」

ココで言う”スレている”とは、イカ学習して、エギを餌として認識してくれず、エギに全然寄って来ない状態の事を指してます。(※色んな意味がありますが)

確かに近くにエギを寄せても無反応です。ガン無視です。どスルーです。

イカ見えていると、居るのが確実なのでテンションが上がるのですが、あまりにも目の前で必死にエギングしているのに、ガン無視をされると、

「オレ何やってるんだろ・・エギングってホントに釣れんの??」

自信を無くしそうになります。まぁワタクシの場合、そもそもNoobなので、自信もクソもありませんが。

スレたイカには、みんなが使っていないカラーのエギを使うとか、大きさを変えてみるとか、色々な方法があるみたいですが、なかなか難しいです。

そもそも根掛りをしすぎて、もうワタクシのエギのレパートリーピンクオレンジブルーしか無いんですよ。チキショー

その3色をローテーションしながら必死にエギングをしていると、早々にエギングをあきらめた邪クワさんが、ヒッカケを投げ始めました。

ヒッカケ準備中のチクワさん邪の道を極めようとしています。

「おりゃ~~~」

仕掛け巻きながら、必死でイカを引っ掛けようとしています。

「あ~~おしい。30cm横。」

「もっと奥から投げたら。それかタナ(イカが居る深さ)が違うんじゃない??」

見ている方も意外と楽しいです、ヒッカケ釣法。もはやカケングです。隣りにいたPL君が、

「オレにも貸してくれ、ヒッカケ。」

エギングからカケングへ。

カケングに味をしめたカケンガーチクワさんと、どうしても家族にイカを持って帰ってあげたいPL君が、キャッキャ言いながら夢中でカケングをしています。

ワタクシも隣で一緒にエギングしてましたが・・・釣れない。そしてPL君引っ掛からない。意外と腕がいるね、カケングも。

7時頃まで粘りましたが、結局この日も・・・BOSE(釣れない事)。

そして、それよりもショックだったのが・・・シャクった瞬間ラインが切れて

またなくなっちゃいました、エギ

しかもエギ王のブルー。崇拝する川上マイスターが、「1個しか選べないならコレを選ぶ」って言っていた(らしい)、1番無くしたくないヤツを・・・。ガーン。またカラーのレパートリーが減ってしまった。

今度買いに行こう、エギ。次は安いやつを・・・。

そしていつかやってみよう、カケング

「イカ~が掛かってくれるなら~、僕は悪にでもなる~♪」

イカなき子トクさんでした。ネタが古くて分からない人、ごめんね。

今回使用した道具などはコチラから↓。


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