フィッシングです。詐欺じゃないです。エギングです。エギングについては【過去記事】を参考にしてください。投稿日より少し過去のお話です。
今回は近場の瀬戸内海のポイントへ。といってもまだこのポイントにはイカが来てないかもしれないけど、一応様子見に行こうというワケで出発しました。
メンバーはチクワさん（自称ベテランエギンガー）と、ワタクシ（人生で３回目）と、ぺ太郎さん（エギング初挑戦）の３人。
このスリーマンセルで海を眺めに。じゃなくて、イカを釣りに。
この日は朝マズメ（あさまずめ）狙いです。朝マズメとは、夜が明けてだんだん明るくなるまさにそのあいだの時間の事で、魚達がよく釣れる時間です。みたいです。夕マズメ（ゆうまずめ）も同じで、夜になり始めの時間の事でよく釣れる時間帯です。らしいです。
そしてAM３時半頃にポイントに付いたんですが、辺りはまだ真っ暗です。早速荷物を車から降ろすのですが、今日はそれすらも楽しみです。なぜなら・・・
買っちゃいましたから、タックルボックス（道具入れ）！！
前回の釣行時に買うと決めたヤツです。（まだ見てない方はこちらを先に見てください）
カッコいいやつ買いました！！DAIWAのタックルバッグで、ロッド（竿）立て✕２個付きです。カッコいいでしょ！！当然見た目で選びました。
ようやくあのパープルの道具入れから卒業できました。まぁアレはアレで家で何かに使ってやろうと思います。↓
コレでもう「クスクス」とチクワさんに小バカにされる事もありません。
そして次はワタクシの番です。ワタクシが新参者を小バカにしてやる番なのです！！性格悪っ！！
なんせ今日はエギング初心者で、普段釣りをすることも無い、
ぺ太郎さんが一緒ですからね！！
事前情報では、ぺ太郎さんがタックルボックスを買ったという情報もありません。
さぁ来いタックルボックス。ダセェやつ来い！！すげぇ色のやつ来い！！（まぁワタクシのパープルを超えるのは無理でしょうが。）
とチクワさん級のニヤケ顔でぺ太郎さんのタックルボックスの登場を待っていると、出てきたのはなんと・・・
普通のリュックサックでした。それも結構デカめ。
海に来て山でも登るんかい。とツッコミたくなるのはマウンテンマウンテンでしたが、ワタクシのタックルボックス初号機に比べると遥かにマシで、背負えるので合理的です。
しかも小バカにしようとしていたワタクシのタックル２号機を見て、ぺ太郎さんが言いました。
「トクさんの道具入れるやつ、なんかカッコいいね」
好きです、ぺ太郎さん。結婚してください。生まれ変わったら。
とまぁそれはさておき、早速ポイントへ行きましょう。
それにしてもまぁ暗いですわ。しかも頭に装着するヘッドライトを、会社のヘルメットに付けっぱなしにして帰ったもんで、この日は手持ちの小さなLEDライトを持って釣り場へ。
途中テトラポッドを渡る時にちょっと怖かったんですが、それよりも厄介だったのが、仕掛けを結ぶ時に両手を使うので、手持ちのライトを口に加えて手元を照らしながら作業をしている時に、
めちゃくちゃよだれが垂れそうになったことです。ズビビーッ。
糸を結び終わった時にはライトがもうベチャベチャになってましたからね。キッタねぇなぁもう！！
そんなこんなで準備も終わり、さぁいつものように第一投目は安いエギちゃんを投げて、様子を見てみようと準備をしていると、なんとその時・・・。
「バシャバシャバシャ！！」
と背中の方ですごい音がするじゃぁあ～りませんか！！
慌てて三人とも湾内の方を振り返ってみると、物凄い数の魚の群れが水面に写ってるではないですか。
「うわこれアジやん！！しかもデケェ！！」
興奮気味にチクワさんが叫びます。
「でももう竿にエギ付けたしなぁ・・・」
とチクワさんが悔しそうに口でツウィートした時には、ワタクシはすでにエギングロッドを竿立てに立てて、大急ぎでもう一本の竿にアジング用の仕掛けを付け始めていました。
そうなんです、この日はエギングロッドの他にもう１本、メバリング（疑似餌を使ったメバル釣り）とアジング（疑似餌を使ったアジ釣り）ができるメバリングロッドを密かに持って来ていたんです。
コレはチャンスです。アジを釣るチャンスではなく、みんながボウズ（※何も釣れなかった時の事をボウズといいます）の時に、一人だけボウズを回避するチャンスです。
「チャーーーーーンス！！」
と惣流・アスカ・ラングレーさん並にほくそ笑んだワタクシは、急いでジグにワーム（疑似餌）を付けてバシャバシャ言ってた所に放り込んでやりました。
「ヒューン、シュルルルル・ボチャン。」
着水です。相変わらずショボい一投でしたが、なんとか狙った所に落ちました。
「よっしゃ巻け巻け来い来いアジアジ～♪」
さすがにあれだけ大群がいたら、１匹位釣れるだろうとウキウキでリールを巻きました。もう釣った気分です。なんなら帰りの車でボウズだった二人に
「アジしか釣れんかったねぇ。まぁボウズじゃないからいっか！！・・・オレは！！」
とニヤニヤしながらからかっている姿までリアルに想像できていました。・・・が！！
「シーン。シーーーーーーーーーーーーン。」
何の音も反応も無く。ただただ投げた状態と何も変わらないワーム君が、ワタクシの元に帰ってきました。
「お・・おかえり・・・。」
ワーム君といってらっしゃいとおかえりを数回繰り返した所で、後ろにいたチクワさんが振り返り、何も釣れなかったワタクシに対して一言。
「もうどっか行ったね。おらんと思うよ。」ニヤニヤ。
「トクさん、イカ釣らんの？？」ニヤニヤニヤ。
「は、は、ハドゥカティーーー！！」
見事ボウズ逃れ（他の仕掛けを付けて小物を釣り上げ、ボウズじゃないと言い張る小賢しい行為）に失敗したワタクシはそそくさとエギングロッドに持ち換えて、二人が投げている方を向いて何事もなかったかのようにエギングを始めました。
よっしゃ、気を取り直して始めよう、エギング。
・・・しかしこの日は結局何事もなく、ただただ投げてはビュンビュンし（時々ガックンガックンし）、数時間たった所で、
「うん、イカいねぇ。きっといねぇ。」
と見切りをつけて帰ることに。この後もう1ヶ所のポイントにも行って、1時間位様子見たんですが、ココもまだイカ来てないみたいでしたね。墨跡無かったし。
ダメじゃなイカ。まだじゃなイカ。ってね。
この日も結局ボウズ（何も釣れない事）でした。2ヶ所目のポイントで、チクワさんが禁断のボウズ逃れに手を出して、小さいメバルを釣り上げましたが、小さすぎたのでキャッチ・アンド・リリース（海へ返してあげること）しました。
案の定帰りの車の中で、姑息なチクワが
「オレはボウズじゃねぇよ。」
と言ってきましたが、
「リリースしたんだからお前もボウズみてぇなモンだよ！！」
と言い返してやりました。
３度めの正直かと思ったけど・・・、
２度ある事は３度あるってね！！ざんねーん。
次に期待。
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